ロマネスクゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校・大学教師体験からの演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、ロマネスク・ゴシック彫刻の魅力について語ります。

〔952〕新刊『破片堂人 製糸業都市・岡谷の地に残したもの』瀧沢敬三 (編集) を入手しました。

  以前にもブログに書きましたが、瀧沢敬三さんは連れ合いの緑が日本自費出版大賞の授賞式で知り合った方です。1964年、東京オリンピックの年に早稲田大学の仲間数人とドイツを周遊して、その旅行記を分冊にして出版されました。
 緑の第3回リーメンシュナイダー展には、お仲間と共に大挙して秋津に来てくれました。
  その彼から久しぶりにお便りがありました。新刊のご案内でした。

早速取り寄せた本の表紙と裏表紙です。アマゾンの紹介文もコピーさせてもらいます。

●『破片堂人 製糸業都市・岡谷の地に残したもの』瀧沢敬三 (編集)  *アマゾンの紹介文
 信州・岡谷で、明治から昭和にかけて「破片堂人」を名のり、考古研究家、俳人として活動した瀧沢益作。その日記や新聞切り抜き帳などの新資料が、孫である編者によって見出された。本書は地元の研究者3人がこれらの資料を緻密に分析し、地域の考古学研究や俳壇など文化に与えた影響を検証する。特に、製糸業都市の時代に岡谷で発行された地域紙『中央蚕糸』に、大正9年に掲載された益作の論考「岡谷の古代」は、地域の古代史研究の嚆矢(こうし)ではとの評価もある。このほか諏訪市博物館に寄贈されている益作の考古資料の意義や、さらに岡谷で「工女」として働いた益作の妻の歩みにもスポットを当て、日本の近代産業を前向きな姿勢で支えた女性たちの実像を鮮やかに描き出す。
 『中央蚕糸』発見にまつわるエピソードは劇的。植物学者・牧野富太郎が標本採集台紙などとして使用し、現在は東大「明治新聞雑誌文庫」にマイクロフィルムで保存されている膨大な紙面の中に残されていることを突き止めるなど、祖父の歩みを追う編者の熱意が伝わってくる。「破片堂人」の歩みの集大成。



 

   本を読む楽しみは旅行後に取っておきたいと思います。
   なお、お手紙には「岡谷蚕糸博物館紀要」(20号)の抜き刷りコピーが同封されていました。そこには瀧沢さんの寄稿文が5ページにわたって掲載されていました。その1部を紹介しましょう。

 

〔951〕愛生園の慰霊の花火大会がアップされました。(矢部顕さんからのメール)

●福田三津夫様
今月23日の愛生園の慰霊の花火大会がアップされました。

www.youtube.com矢部 顕


 ◆横暴国会への怒り               鎌田慧(ルポライター)

  「めちゃくちゃでござりまするがな」。高校生の頃だったか、横山
エンタツ花菱アチャコの漫才コンビ、そのアチャコの決まり文句が
思い出される。「むちゃくちゃでござりまするがな」とも言える。
「自由と民主」を党名に掲げる自民党には、良識的な議員もいるだろ
うに、いまや右派の日本維新の会と違憲、無軌道政治にまっしぐら。

 「これからは触らぬ国旗に祟りなし」(桐谷篤輝)。本紙「時事川柳」
の一句だが、ついに表現の自由を制限し、暗黒国家の入り口とも言
える「国旗損壊処罰法」が成立した。女性首相が「皇室典範改正」で
女性差別政策の先頭に立つ。
 
 再審制度改正では、冤罪者の苦悩と悲願を受け止める、検事抗告の
全面禁止、証拠の全面開示に向かわず、むしろ開示を制限、「目的外
使用」と解釈すれば罰金刑とする検事防衛強化策。高市首相は来年春
の党大会を「改憲発議にめどが立ったと言える状態で迎えたい」と
露骨な挑戦姿勢。
 「憲法改悪」の論議を準備する「改正国民投票法」、議員の定数削
減、労働者酷使の「働き方改革」
など、自民党の衆院大勝、野党弱体のいまこそ、と改憲にむけての、
公然たる攻撃が始まった。
  しかし、「高市内閣支持10ポイント減41%」(毎日新聞7月20日)。
不支持が逆転して44%になった。「驕れる者は久しからず」。
それが歴史の必然だ。
         (7月21日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)

 ◆辺野古問題の責任者=日本政府

                           大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

 辺野古新基地建設を巡る住民運動は長く、厳しい歴史を経て、今に
至る。l995年の少女暴行事件を受け、翌年、「代替施設」の完成を条件と
する「普天間基地返還」の名の下、新たな海上基地案が浮上。
 武力を持たない丸腰の住民たちは、身体を張って抵抗を始めた。
 「沖縄を再び戦場にさせない」。沖縄戦を原点とする反戦平和の思いが
運動を支えてきた。

 そんな抵抗が続くなか、今年3月、辺野古沖で痛ましい海難事故が
起きた。米国で大学生を連れて現場研修をしてきた教員の一人として、
事故は人ごとではない。原因究明と再発防止の徹底は言うまでもない。
 しかし、この不幸な事故につけ込み、沖縄の平和運動を「なきもの」に
しようとする動きには、争わねばならない。

 安全管理責任と平和学習・反基地運動の是非は、別問題だ。
 ネットやSNSでは、誤った認識に基づく学校や平和学習、沖縄の反基
地・平和運動への誹識中傷が相次いでいる。
 しかし、そもそも、辺野古間題を生み、30年にわたって固定化してき
た最大の責任を負うのは、誰か。日本政府だ。

 政府が沖縄の声を聞き入れ、早々に建設を中止していれば、少なくと
も、あの日、生徒たちが建設現場を海から見る研修に参加することは
なかっただろう。
 それなのに、どうして、政府の責任は間われないのか。
                 (7月20日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」)

◆アイヌは負けない
                            大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

 今年3月、アイヌ民族の歴史を歪めるパネル展が札幌駅前の地下広場
で開かれた。「アイヌは先住民?」「至れり尽くせりの旧土人保護法」。
  SNSのヘイト投稿と見まがう言葉が、公共空間に並んだ。
 批判を受け、札幌市は施設使用のあり方を検討する第三者機関を設けた
が、会合は原則非公開。委員にアイヌ民族はいない。
 歴史修正主義が広がる中、当事者はどう感じたのか。北海道白老町に暮
らす詩人で古布絵作家の宇梶静江さんを訪ねた。
 「くだらないよ」と静江さんは一蹴した。
 「相手にする価値もない。笑っていなさい、って言うだけ」。
 見事な一刀両断だった。長く苦しい差別を生き抜き、古布絵でアイヌ
文化を伝えてきた人の言葉には、揺るがぬ強さがあった。
 その力は、木彫や工芸を通じて文化を未来へつなぐ若者たちにも受け継
がれていると静江さんは言う。
「今、アイヌの若者たちは燃えているよ。ヘイトを突き抜ける情熱を
持っている。アイヌは負けない」
 文化とは、憎悪を打破する強さであり、魂なのだろう。
 暗澹(あんたん)としていた私の方が励まされた。
 「そんなことより」と静江さんは言う。
 「国籍や年齢を超えてアイヌ文化を学べる学校を作りたい」。
 静江さんはすでに未来を見ていた。
 差別者が追いつけないほどの速さと信念で。
                 (7月27日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)

〔950〕NAGASHIMA「かくりの証言」らい予防法廃止から30年 第9回「恩賜記念館」です。(矢部顕さんからのメール)

●福田三津夫様
全国的に酷暑日が続いています。
暑さのせい、歳のせい、でバテています。
早朝の草刈りは毎日です。夕方は暑くてできません。
今日は長島愛生園の花火です。
NAGASHIMA「かくりの証言」らい予防法廃止から30年
第9回「恩賜記念館」です。矢部 顕

www.youtube.com

〔949〕らい予防法廃止から30年 「NAGASHIMAかくりの証言」第8回はチンドン隊です。(矢部顕さんからのメール)

●福田三津夫様

FIWC(フレンズ国際労働キャンプ)関西は1967年にハンセン病快復者社会復帰セミナーセンター「交流(むすび)の家」を完成しました。来年は完成から60年になります。
当時は、ハンセン病快復者の社会復帰の足掛かりの場であることはもちろんのこと、旅行の宿泊場所としても大いに利用されました。
療養所のなかにある小学校の京都奈良への修学旅行が初めて実現しました。(当時は小学生もいました)
建設開始時からの広報活動は、「むすび」・「むすび新聞」・「むすび便り」と名前を変えながらも現在も続いています。
その他の活動として、愛生園・光明園の囲碁将棋クラブと関西の大学の囲碁将棋クラブとの合宿交流囲碁将棋大会は20年間続きました。
その後、愛生園の夏祭りでFIWC関西は「チンドン隊」を組織して、夏祭りの準備開催撤収作業の協力をふくめて「チンドン隊」は23年間続いています。
が一昨年でしたか、園の方針で夏祭りは開催されなくなり、「チンドン隊」の活動は終了しました。

らい予防法廃止から30年 「NAGASHIMAかくりの証言」第8回はチンドン隊です。

https://www.youtube.com/watch?v=gdjczL4JhGE

www.youtube.comFIWC(フレンズ国際労働キャンプ)関西・NPO法人むすびの家
矢部 顕

〔948〕人権派弁護士・正木ひろしの『裁判官 人の命は権力で奪えるものか』 (光文社、1955年)が復刻されました。

 人権派弁護士・正木ひろしの著作で保持しているのは『エン罪の内幕 丸正事件ほか』(三省堂)だけだったと思いますが、本棚のどこかに潜んでいるはずです。三省堂新書だったと思います。
 この度、正木の『裁判官 人の命は権力で奪えるものか』が復刻されました。解説:村井敏邦、村山浩昭、年譜:家永三郎、カバー写真:濱本奏、公硯舎、2026年7月31日発行。正木は東大に在学しながら千葉県の中学校で教員をしていたこともあるそうです。
 不十分な再審法を考えるヒントにしようと思い手に取った次第です。

 

◆めちゃくちゃな高市政治
  7/10国会前アクション 2万7千人の参加者

                           前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 10日夜の国会前アクションに行ってきた。暑いのでうちわを持って
行った。表に「反戦」、裏に「護憲」と書いて。
 今回のタイトルは「めちゃくちゃな政治に抗議します」。抗議する理由
があり過ぎて「めちゃくちゃ」としか表現できないって、そのとおりだ。
 コールも痛快だった。
 「高市総理はめちゃくちゃするな」「高市総理はそこをどけ」「自由民
主党そこをどけ」「維新の会はどっか行け」
 「そこをどけ」は5月 29日のデモで本田由紀さんが叫んだ言葉だ。
彼女のスピーチは「X」で再生回数が1700万回を超えた。「市民が選ぶ
流行語大賞」があれば確実に受賞するだろう。
「やめろ、戦争で稼ぐの」「殺人兵器で金を稼ぐな」。
 日本を死の商人国家にしてはならない。
「戦争で温暖化悪化する」「戦争が一番環境破壊」。
戦争は地球環境も破壊するのだ。
 「先の戦争を思い出せ」「同じ過ち繰り返さない」「焼け野原より花畑」
「日本は戦争しないと決めた」。
 高市政権が全く持っていない戦争の歴史への反省を、僕たちはしっかり
持っている。
 今回の新機軸は「国会クイック解説コーナー」 だ。国旗損壊罪、衆院
定数削減、安保3文書の解説をしていた。デモは学一習の場でもあるのだ。
 主催者発表の参加者数は2万7千人。民主主義がここにある。
                (7月12日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

◆米軍に狙われる那覇空港                鎌田 慧(ルポライター)

 これから7万本もの「砂杭」(すなぐい)を海に打ち込む。沖縄・辺野古
米軍新基地の南側の41ヘクタールはすでに埋め立てが終わっている。
 が、東の大浦湾側は傾斜になっていて海面下90mの地点もある。軟弱
地盤を改良する計画だが、なぜ海を潰し、環境を破壊してまで米軍用の
基地を建設するのか。

 沖縄県民は辺野古新基地を受け入れていないが、建設が強行される。
 犠牲区域を増やすだけだ。
 それでも1996年 12月のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)で
の、米国側のカート・キャンベル氏を中心とした日米合意の最終報告で
は、普天間の代替滑走路で対応できない場合は、「他の施設」の長い滑走
路で補う、とされる。

 ここでは「緊急時及び有事における使用について研究する」と書かれて
いるが、日本語版では「有事」という言葉が「消失」している(「『長い
滑走路』のミッシング・リンク」川名晋史『世界』2026年8月号)。

 2009年10月の鳩山政権とキャンベル氏との協議で、「中国の軍事力の
増大により有事の際、沖縄では「少なくとも3本の滑走路へのアクセスが
必要になった」と伝えられたという。

 有事には普天間ばかりか、3千m滑走路を持つ那覇空港も使用されかね
ない。辺野古が完成したとしたら勿論、辺野古新空港だが、いつ完成か、
まったく見通しが立たない。
                     (7月14日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

〔947〕亀山城跡保存会は8月2日(日)に「うきだ歴史講談」会を開催します。(矢部顕さんからのメール)

●福田三津夫様

わたくしども亀山城跡保存会は8月2日(日)に「うきだ歴史講談」会を開催します。
 宇喜多秀家生誕の地である亀山城跡西の丸にある会場で、演目は「秀家・八丈島物語」その他です。 
秀家終焉の地である八丈島の秀家顕彰会「久福会」から秀家手植えの蘇鉄の株分けしたものが、7年前に亀山城跡本丸に寄贈されました。
生誕の地にある浮田小学校と、終焉の地にある八丈島大賀郷小学校とは、秀家生誕450年を記念して姉妹校交流が始まりました。
 毎年2月には「歴史講演会」を開催していますが、この夏は「歴史講談」でお楽しみください。
チラシを添付します。
亀山城跡保存会
矢部 顕

〔946〕らい予防法廃止から30年「かくりの証言」(第7回・患者収容桟橋)-矢部顕さんからのメール

●福田三津夫様
宮崎賢さんがらい予防法廃止から30年「かくりの証言」
第7回・患者収容桟橋をアップしました。
下記をクリックすれば見ることが出来ます。

www.youtube.comhttps://www.youtube.com/watch?v=9if5QSPtpVM

矢部 顕